なぜ入塾金・入会金は高いのか?
こんにちは、さかぽんです。
塾や家庭教師に入る際に入塾金・入会金(以降は入会金で統一)がかかりますよね。金額は2~3万円あたりが相場となります。
各社の入会金(税抜)
東進ハイスクール | 早稲田アカデミー | 四谷大塚 |
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30,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
SAPIX | 家庭教師のノーバス | 家庭教師のサクシード |
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30,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
そもそもなぜ入会金がここまで掛かるか気になりませんか?入会の手続きだけでは2~3万円も掛かるはずがございません。入会金がここまで高いのには当然の事ながら理由があります。
今回は教育業界の経営者としてなぜ入会金が2~3万円となってしまうかを解説します。
入会金の内訳
入会金は生徒を集めるために掛かった費用となります。入会金の内訳は主に2つで、広告費と人件費です。その中でも広告費が大きなウェイトを占めています。
以下では広告費について詳細に述べていきます。
主な広告費
事業者にとって広告費がとにかく高いです。 一概に広告といっても様々あります。
全て語ると記事が長くなってしまうため、上記中で今回は比較サイト取り上げたいと思います。
皆さんが塾や家庭教師を検討するとき、「塾 おすすめ」や「家庭教師 評価」などのキーワードで検索しませんか?これらのキーワードで検索すると検索上位に比較サイトが表示されます。これらの比較サイトへの掲載及び同サイト内での資料請求などに実はお金が掛かっているんです。
広告費の具体的な事例
例えば「かてきょnavi」という比較サイトを例に説明します。
かてきょnaviでは資料請求が発生するたびに、家庭教師センターは料金を支払います。もちろん請求側は料金を支払う必要はないです。
料金表はWEB上に掲載ないですが、運営者へインタビューしました。
複数のセンターへ一括資料請求 | 7,000円〜 |
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特定のセンターのみへ資料請求 | 10,000円〜 |
資料請求したからと言って、必ずしも入会するとは限りません。同社の調査によると資料請求した4人に1人が体験授業を受講するそうです。体験授業を受講した生徒のうち、2人に1人が入会する場合、かつ最安値の一括資料請求7000円の場合、1人あたりの入会までに掛かる費用は以下となります。
7,000円 × 4人 × 2人 = 56,000円
もちろん集客方法は比較サイトのみではないですが、比較サイトで集客する場合、この程度は掛かります。その他に人件費等も発生しますので、入会金は30,000円でも赤字となります。そのため入会金20,000~30,000円は教育業界に携わる者から見たら厳しい金額で、入会後の授業料で少しずつ回収するのが塾・家庭教師業界の現状と思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
入会金はご家庭からしたら高く感じるのは当然ですが、集客に掛かる費用を考えた場合、20,000円~30,000円程度は頂かないと経営が成り立たないのです。決してぼったくっている訳ではないと思います!!
本記事を参照し、塾・家庭教師へ入会する際の発生する入会金について、納得頂けると幸いです。
なお進級・入学シーズンの4月、長期休暇前の7・12・3月には入会金無料を実施している場合もございますので、入会前に各社のHPを是非チェックしてみてください。